ボストンバッグ(Boston bag)ー
旅行用として多く用いられる手提げの革製鞄。底が長方形。ボストン大学の学生達に愛用されていたことからこの名がある。日本では大正末から製造されるが、昭和初期からファスナー式が中心となる。マジソンバッグが有名。
出典:Wikipedia
ということで、そもそもボストンバッグとは、革製なんですね。したがって、記事タイトルの「革製ボストンバッグ」は変な単語ということが明らかになりました。いやぁ、勉強になりましたね!
なお、Wikipediaでは「マジソンバッグが有名」などと記述されており、いかにも「マジソンバッグは誰でも知ってるよね」的なアレですが、ボクは知りませんでした。
マジソンバッグは、「エース株式会社が、1968年から1978年にかけて、製造・販売していた絹目ビニール製バッグ。」ということで、1970年代に日本で大流行したらしいですね。アイキャッチ画像はそのマジソンバッグです。革製じゃありませんがなかなかオシャレですねぇ。
でも・・・あれ?wikipediaではボストンバッグのことを「革製」鞄と記述しているのに、「マジソンバッグが有名」って、マジソンバッグは「ビニール製」じゃねーか。矛盾してない?
さて、そんなどうでもいい話はこれぐらいにしておいて、1か月以上間隔が空いたボクビズですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。ボクの自宅にはエアコンを設置していないのでクソ暑くてたまに意識が朦朧としますが、まだまだ元気です。扇風機でどこまで耐えられるかの実験中なのですが、そろそろ妻にエアコン設置の必要性についてプレゼンテーションしようかなと考えています。
ボクビズではこれまで主に革小物についてのオタクめいた記事が多く投稿されていましたが、革好きのボクはもちろん、カバン類も革製のものを好みます。
鞄の種類は多岐にわたります。ビジネスバッグ、トートバッグ、ショルダーバッグ、クラッチバッグ、ブリーフケース、スーツケース、キャリーバッグ、・・・用途や形状によって分類され、呼称も様々です。
ビジネスシーンでは先に挙げた呼称の鞄類が頭に浮かぶ方が多いと思いますが、そんな中で、なぜ敢えてボストンバッグについての記事を書くのか。理由はとてもシンプルです。今ボクは、ボストンバッグがすごく欲しいからです。はい。オーバーナイトバッグもいいのですが、ボストンバッグはこう、いろんな持ち物をドカッと放り込める感じがワイルドでかっこいいといいますか。いやもう、すごく欲しいんです。単純に。
ボクの現在の仕事においては、泊まりの出張が年に数回あります。その際、リュックはちょっとかっこ悪いし、普段使いのトートバッグではキャパシティが不足します。従いまして、ボストンバッグが欲しいのです。しかもただのボストンバッグではなく、ボクの好きな革で作られた、メイド・イン・ジャパンの、ボクが満足できる水準の高い品質を誇るボストンバッグです。あー、欲しい。買いてぇ。
でも「年に数回の出張ために高級バッグが必要か?」という正論じみた厳しい声も聞こえてきそうなので、気の小さなボクはなかなか購入の方向にエネルギーを使うことができません。購入するだけのお金はなんとか用意できますが、そのお金の話を家庭に持ち出すことが極めて困難です。CIAに潜入する方がイージーです。したがいまして、なんとかこの溢れ出さんばかりの物欲をコントロールするために、緊急避難的に、このブログにボクのボストンバッグに対する想いを書き綴りたいと思います。
必要以上に長い前置きはこれぐらいにしておいて、まずは、ボクがボストンバッグに求める条件は、大きく以下の6つです。
①日本製である、②革製である、③耐久性がある、④容量がある、⑤使い勝手がよい、⑥作りが丁寧である
さらに細かい条件としては以下のようなものが挙げられます。
①エイジングしやすい革でできている、②内装も耐久性のある素材である、③底に金属製の鋲(びょう)が付いている、④中に複数のポケットがある
さぁ、ボクがボストンバッグに求める思いつく限りの条件を書き出しましたが、これらをクリアするボストンバッグをインターネットで探しました結果、非常に限られることが判明いたしました。まぁ、わかっていましたが。どこのブランドの鞄かって言いますと、GANZO、万双、土屋鞄製造所の3つです。
正直に申し上げまして、「日本製である」とか、「エイジングしやすい革でできている」という条件さえ無視すれば、結構見つかるんですね。海外製のものでも、いいのはありますよ実際。コーチとかはデザインも悪くないし丈夫です。タンニンなめしでなくてクロームなめしのバッグなら、吉田カバンのポーターとかもいいの出してます。値段も良心的です。
でも、ここはシビアにいきますよ。日本製であり、エイジングしやすい・・・つまりベジタブルタンニンなめしの革でできているという点は妥協せずに選びました。結果、先に挙げた3つのブランドのボストンバッグに絞られました。
まずGANZOがプロデュースしているボストンバッグは1種類で、7QS(ナナキューエス)というシリーズのもの。フルタンニンなめしのバングラディシュ産牛革KIP(生後一年未満の牛革)を国内でシボ出しし、染料による手染めで仕上げられたシュリンクレザーで製造されています。独特な艶とムラ感が特徴で、キップならではのきめ細やかさと軽やかさがガンゾ7QSシリーズの売り。カラーはブラックとダークブラウンの2色。内装はベージュのヘリンボーン織りコットン製で、上品かつ丈夫です。

この、「まさにボストンバッグ」という昔ながらのフォルムがただただカッコイイ。お値段税込み79,920円。ちくしょーたけー。
お次は万双(まんそう)の、双鞣和地(そうなめしわじ)という牛革で作られた ボストンバッグ。

双鞣和地なんて牛革の名前は聞いたことがない方も多いと思われますが、それもそのはずこの牛革は、「クオリティの高い国産の革を使用した商品」の要望に応えるべく6年以上の月日を掛けて開発された、万双独自の皮革なのです。フルタンニンでなめされており、ヨーロッパの伝統ある皮革と遜色ない美しい経年変化をするとのことで、万双が自信をもって強く打ち出している皮革です。
万双が作る鞄は、本当に使い手のことをよく考えて作られており、細部の作りにそのこだわりが見てとれます。内装は贅沢にピッグスウェードが使用されていて、高級感があります。
お値段税込み78,840円。GANZOのボストンとほぼ同じ価格帯ですね。デザインならGANZO、ディティールなら万双といったところですか。
3つめは、土屋鞄製造所による、トーンオイルヌメ アンティックボストン。土屋のオイルヌメは、皮革関連産業が集まる兵庫県姫路市で大正末期から革をつくり続けている老舗の「大新産業」という会社で生産されるタンニンなめしの牛革です。ナチュラルな風合いで柔らかく、使うほどに個性を出す土屋鞄1番人気の革がこの「トーンオイルヌメ」で、シボ模様がオシャレなボストンバッグに仕上がっています。革の香りがたまりません。
土屋鞄は他にも撥水性のあるプロータというシリーズのボストンバッグをラインナップしていますが、撥水性のある鞄はどうしても革に特殊な加工をしているためにフルタンニンの革のような美しい経年変化をしないので、おもしろみに欠けます。使い勝手の良さは明らかに撥水性の高い革でできた鞄なのですが・・・せっかく本革の鞄を持つなら、やはり経年変化を愉しみたい。ここはゆずれないですね。
GANZOや万双のボストン同様、きちんと底鋲も付いており、内装はピッグスウェード。男性でも女性でも持てるオシャレな鞄ですよねぇ。値段は税込み79,000円。上記2者と偶然にも(?)似たような価格で、まぁ、高いっスねやっぱり。あー・・・どれもいいな。
革はどれも魅力的。耐久性についても3者とも差はないでしょう。GANZOはデザインは秀逸ですが、内装のコットンが、他2つのピッグスウェードに比べて高級感で劣りますかね。
あと、やはり牛革は重いところがタマにキズなのですが、GANZOのボストンは1.6kg、万双のボストンは2.1kg、土屋のボストンは1.5kgとなっており、軽さでは土屋に軍配が上がりますね。女性なら土屋で決まりかな。
ただ、容量はどれもボストンバッグとして十分でその差は僅かなのですが、GANZOが一番大きくて、土屋が一番小さいですね。そういう点では、GANZOはシンプルな造りが功を奏しているのでしょうか。
ファスナーなどの使われてる金具類の品質の高さはGANZOかな。土屋もいい素材使ってますが。万双は細部のつくりは見事ですが、ボクが持っている革小物で比べると、金具などの素材ではGANZOが上だという印象です。
うーん・・・・・・・決められない。まぁ、決めたところで購入できませんが。正直、もらえるならどれでも大歓迎!いや、自分で買いますよ。いつかね。どっかのタイミングで。徳を積みますよ。
まぁ、どれも絶対ハズレはないですから、皆さんもし今後革製高級ボストンバッグを購入する際は、是非とも今回の記事を参考にしていただき、自分にベストフィットするボストンバッグをお選びください。
今後、ブリーフケースやクラッチバッグなど、ビジネスシーンにおいてボストンバッグよりももっと馴染みのあるカバンについても機会を捉えてブログで取り上げたいと考えておりますので、長文覚悟でよろしくお願いします。




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