購入しましたよ。ええ。マジで。
およそ2年間悩み続け、昨年の冬のボーナスでとうとう購入させていただきました。
これまでの記事でクドクドクドクド理想の革財布はどうだこうだと語っていたワタクシですが、ついに決心いたしました。
年末に仕事でまたまた東京に2泊3日のスケジュールで出張する機会がありまして、その際にまたまた表参道のGANZO本店を訪問いたしました。
で、前々回の記事で「次回来店時に必ず財布を購入してやる」と決意表明していた通り、今回の訪問と前回の訪問で決定的に違ったのが、今回はボクが革財布を「マジで買う気でいる」ということでした。
いやぁ、買う気があれば、客側としても心理的な優位性といいますが、店内を歩く足取りも、自然と自身に満ち溢れたものになるものですね。「どれにしようかな?」みたいな。店員捕まえて、「キミ、この製品の売りはどこかね?プレゼンしてくれたまえ。」みたいな。やってませんけど。
おそらく店員の方もボクの”買う気オーラ”的なものを感じ取ったのか、ボクが何か聞く前に、自発的に商品説明を始めてくれたものです。はっはっは。感じるかね?購入意欲という名のワタクシの覇気を。
まぁ、そのとき、店内の客はたまたまボクひとりだったというのもあるいは一要因かもしれませんが、気のせいでしょう。ちなみに、前回来店の際も店員さんはとても親切で積極的でした。
さて、毎度のことながら前置きが長くなりましたが、これまでの入念なリサーチと検討の結果、ボクの財布の選択候補はGANZOの二つ折り財布で、「リザードシリーズ」に絞っておりました。カラーはブラック、あとは現地で実物を再確認し、「これだ!」とインスピレーションを感じたら決めようと。
なお、これまでボクが大推奨していたシェルコードバンシリーズは、最近まで購入候補筆頭ではあったのですが、いろいろと考えた結果、やはり高価過ぎるな、と。高価かつデリケートなので、財布を使用する際に気を遣って疲れてしまうな、と。そういう思いに至りまして、最終的に選択肢から外れました。シェルコードバンの名刺入れは既に持っておりますから、財布は他のシリーズにしてもいいな、と思ったことも理由の一つです。
革質については今でもシェルコードバンは皮革最高峰だとボクは思っております。水気に弱い点などデリケートな面はありますが、スベスベな手触りと高級感溢れる艶を毎日体感したい方には本当にお勧めできます。所有欲が満たされますよ。ただ、やっぱ高ぇわホーウィーン。2つ折り財布で7万超えはキツイわ。
ということで、入店後いろんなコレクションを軽く見て回ったあと、リザードシリーズを展示しているコーナーへ。店員の方にいろいろと聞きながら現物を確認しましたが、やっぱ高級感ありますね。コバは顔料塗りで明るめのバーガンディのようなカラーをしておりシックです。

ところが、いいなぁ、と思いつつも、エイジングサンプルを見て、「これだ!」っていう感覚がなかったんです。
リザード革の変化が少ないからでしょうか。湿気やキズに比較的強い点は魅力的なのですが、反面、エイジングによる変化に乏しいリザード革財布は、革製品を育てたいタイプの人にはもうひとつなのかもしれません。
とはいえ、内装はバケッタヌメなので、エイジングも楽しめます。うーん、アレかな?年齢的なものかな?クロコダイルほど派手でないとは言え、やっぱり特徴的な柄なので、ちょっとまだボクには早いと感じてしまったのかな。いずれにしろ、リザードの二つ折り財布は、ボクのハートを掴むことができませんでした。
リザードを第一候補としていたわけですから、こりゃ振り出しに戻ったなと困ってしまいましたが、ボクはもう買う気満々です。ボーナスが出たタイミングでたまたま東京出張があるなんていう機会もそうありませんから、もう一度気になるシリーズを確認してこの場で決めてやろうと、改めて決意して物色を始めました。
気になるシリーズは、似た価格帯のシンブライドル、GUD2、ブライドルカジュアルの3種。いずれもタンニン鞣しの革で作られており、エイジングを楽しむことができるシリーズです。
まずシンブライドル。外側の革はJ&Eセジュイック社のブライドルレザーで手触り良し質感良し。内側はボクが大好きなバダラッシィ=カルロ社のミネルバボックスで、ブライドルよりもエイジングのスピードが早く変化も激しいユニークな革です。コバも切り目本磨きの美しいライトブラウン。もうこれでいいんじゃないかと思いかけましたが、グッと我慢です。
次はGUD2をガン見。外装も内装もコンチェリア・グイディ&ロゼリーニ社製のバケッタ製法によるカーフで作られており、表裏の統一感があってCOOLです。ただ、GUD2の財布の展示品は小傷が多くて見映えがあまりよくないし、手触りももうひとつ。シェルコードバンと比べるのも酷ではありますが、要するに高級感に欠けるんですかね。が、橙色(赤茶色?)に染色された切り目磨きのコバの美しさは異常。特筆に値します。
展示品ということで、お客さんに触られる割には手入れがされていないので、あまり良いエイジングをしていないのかな?などと考えていると、店員さんが、約1年間ほど使用しているGUDの名刺入れと長財布を見せてくださいました。
そしたら、いいじゃないですか、これが。一度誤って洗濯してしまったという哀れな名刺入れで、小キズやスレ、シワがあり、使用に伴う色ムラもあるんですが、独特の艶感があり、要するに、とてもかっこいいエイジングをしていました。グイディが、色ムラやキズがアジになる、と謳われている理由が解りました。
まぁこの革のエイジングについては、ホントに個人によって感じ方はいろいろだと思います。購入当時の綺麗な状態をキープしたいと思う人にはお勧めできません。「自分色に染めたい」人向けですわ。このグイディという革は。
で、ボクとしてはすごくGUD2を気に入りまして、GUD2のバーガンディの在庫の有無を聞きますと、3つある、ということでした。
ここで、「じゃあ、これください。」と言いたい気持ちを抑えて、最後のブライドルカジュアルシリーズのチェックです。GUD2に熱くなりかけた頭を一度リセット。どうですかこのメンタルコントロール。店員さんは思ったことでしょう。「コイツ、買う気あんのか?」
ブライドルカジュアルシリーズは、ボクはL字ファスナーの小銭入れを持っているため、使い勝手やエイジングの具合もイメージできるのですが、二つ折り財布をきちんと見たことがなかったので、改めて確認。
そして、ブライドルカジュアルの二つ折り財布、手にとって熟覧した率直な感想は、「マジでかっこいい(またか)」。シンブライドルシリーズの外装と同じセジュイック社のブライドルレザーで作られているんですが、外装と内装が全てブライドルレザーということで、まず統一感があります。
それと、シンブライドルよりも革が明らかに分厚く、とにかく「堅牢」です。キズも付きにくい(目立ちにくい)ので、適度にエイジングはしますが長く綺麗な状態で使い続けることができそうです。縫製が白のステッチなので、その名の通りカジュアルな要素がありますが、大人のカジュアルとして全く嫌らしさがありません。ただステッチについては、オンでの使用に特化したいと考える人には好みが分かれるかもしれませんね。
強いて不満な点を挙げれば、ブライドルレザーの革質上仕方ないのですが、すごく革が硬いので、特に使い始めはカードポケットなどがすごく使いにくいということです。カード入んねぇよ!とイラつくこと必至です。もちろん、しばらく使ってたら革が適度に柔らかくなって使いやすくなってくるので、ボクにとっては全くの許容範囲ですが。
あと、コバも切り目磨きでかっこいいのですが、焦げ茶色というか、黒に近い染色なんですね。それをCOOLだと思う方も多いのでしょうが、ボクはGANZOのコバはライトブラウンや紅色がホントに好物なので、そこが惜しいなと思いました。
ということで、総合的にはブライドルカジュアルの二つ折り財布にほとんど不満はないというか、シンプルに「欲しい」と思ったのですが、既に小銭入れを持っているということもあり・・・。
結局、GUD2に決定いたしました!!(ワァァアア!!)
シンブライドルは、外装と内装の革が別というハイブリッドなシリーズで、それがまた魅力的なのですが、ボクは今回は「統一感」を優先したいな、と思いましたので、結局、外装と内装が同じ革で作られているGUD2に決定いたしました。
前述のとおり所望のバーガンディカラーが3つあったので、3つとも見せてもらって、一応細部を確認した上でしっくりきたものをひとつ選びました。GUD2シリーズは革表面の具合に個体差があるので、細かいところが気になる方は実物を見て決めたほうがいいかもしれません。ちょっとしたシワやキズは最初から入っていたりするのですが、使用していたら個体差は気にならない程度にエイジングするようなので、あまり気にする必要もないように思いましたが。
GUD2に決めた理由を整理しますと、
①エイジングが顕著で、育てる楽しみがあり、キズやシワや色むらをアジとして捉えられる
②外装と内装が同じ革で作られていて統一感がある
③赤茶色に染色された切り目磨きのコバがとにかく美しい
④自分のこれまで所有したことのない革(グイディカーフ)でつくられている
⑤税込み41,040円と、個人的には十分許せる価格設定である
④なんかはとても個人的な理由なので、もしボクがグイディカーフの革製品を既に何か所有していたとしたら、別の選択になったかもしれません。
溜まってたポイント使用で38,000円程度で購入できたので、決して安くはありませんが、本当にいい買い物をしたな、と思っています。とても満足しています。
以上、結局とてつもなく悩んだ末に財布を購入したわけですけども、GANZOのシリーズはどれも魅力的で、これはなかなか自分で決めるのは大変ですよ。正直、リザードでもブライドルカジュアルでもシンブライドルでも、もちろんシェルコードバンでも、買ったら買ったで満足したでしょうから。
ボクの場合は二つ折り財布と決めて購入の検討を重ねたわけですけど、他にも長財布やラウンドジップがありますから、こだわる方は財布のタイプを決めるだけでも最初は一苦労ですよね。
「GANZOの財布が欲しいけど、自分で決められないっ」などとお悩みの諸兄は、大切な人に委ねて選んでもらい、何かのお祝い等の機会にプレゼントとして買ってもらうと、悩んだりせずに自分にとってベストの財布を手に入れられるかもしれませんね!
次回はせっかくなので、ボクが購入したGUD2の二つ折り財布のディティールを、写真を交えてちょこっと紹介したいと思います。しかし、記事がなげー。








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